一つの支払いの中に費用とプライベートな支出が混合している場合の按分方法
日常生活での支払いのうち一部が事業用の場合、以下のような考えのもと計算を行い、合理的な費用の金額を計上してください。
【例】購入したパソコンを不動産事業の事務用と、プライベート用に使用している場合
平日…10時間 土日…2時間
1週間の使用時間のうち、事業用に使用する時間数で按分
1−10時間(プライベートでの使用)÷12時間(全体の使用時間)=0.1666…⇒16%
費用にできるパソコン代・・・12,800円
1週間の使用時間のうち、事業用に使用する時間数で按分
1−10時間(プライベートでの使用)÷12時間(全体の使用時間)=0.1666…⇒16%
費用にできるパソコン代・・・12,800円
【例】不動産管理のため、月に1回マイカーで現場に移動している場合
プライベートで車を使用した距離数・・・20×22+300=740km
マンション管理のために車を使用した距離数・・・
100km/1か月の移動距離のうち、マンション管理のために車を使用した距離数で按分
1-740÷840=0.119…⇒11%
費用にできるガソリン代・・・2,200円
マンション管理のために車を使用した距離数・・・
100km/1か月の移動距離のうち、マンション管理のために車を使用した距離数で按分
1-740÷840=0.119…⇒11%
費用にできるガソリン代・・・2,200円
費用按分の方法はさまざまです。
上記の方法に加え、
►床面積で按分する・・・一部を事業用に使用する賃家の家賃等
►消費電力で按分する・・・事業用の電化製品や機械の電気代等
►日数で按分する・・・特定の日のみ事業用に使用するもの等
※按分には合理的な計算根拠が必要です。また、計算に使用した資料は根拠として保存しておく必要があります。
上記の方法に加え、
►床面積で按分する・・・一部を事業用に使用する賃家の家賃等
►消費電力で按分する・・・事業用の電化製品や機械の電気代等
►日数で按分する・・・特定の日のみ事業用に使用するもの等
※按分には合理的な計算根拠が必要です。また、計算に使用した資料は根拠として保存しておく必要があります。